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zoom RSS あなたの血は足りていますか? 〜血虚について〜

<<   作成日時 : 2015/11/14 16:01   >>

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瘀血のことについて2回連続でお話ししましたが
今日は瘀血とともに「血(けつ)」の異常である『血虚』についてお話します

気・血・水の関係性は、このブログで何度もお話ししてきました
血(けつ)は、生体の物質的側面を支える赤色の液体のことをいいます
私たちが健康である為には、質と量の両方が十分である必要があります

どういった状況になると、血虚になるのでしょうか・・・

● 血の消費が多い
● 血が体外に漏れ出ている
● 必要に見合った血の生成ができていない
  ⇩
上記のいずれかの要素が存在することによって
血(けつ)の量の不足 = 血虚
となります。

漢方の分野では、血虚の診断基準(寺澤の血虚スコアー)があり、
合計して30点以上は血虚状態と判断されています

画像

※ 腹直筋攣急:腹直筋の過度の緊張状態のこと
(引用:寺澤 捷年, 『絵でみる和漢診療学』 (医学書院))

ご自身のカラダはいかがでしたでしょうか??
毎月、月経のある女性は、男性より血(けつ)がどうしても不足しがちになってしまいます

血虚タイプの人がかかりやすい病気は?

・ 無月経 ・生理不順 ・生理痛 ・更年期障害 ・貧血 ・冷え性
・ 脱毛 ・夜盲症 ・近視、乱視、遠視などの視力障害 ・アトピー性皮膚炎
・ 起立性低血圧症 ・不眠症 ・健忘症 ・痴呆症 ・不安神経症 ・アルツハイマーなどなど

東洋医学的にみて、血(けつ)の正常な運行には「肝・心・脾・肺」などの臓腑が
密接に関わっています

肝・・・血を貯蔵し全身に栄養を供給する
心・・・血を循環させる
脾・・・胃腸で消化された飲食物を気や血に変えて、心や肺へ送る
肺・・・水穀の気(脾胃で消化された栄養物質)を赤色化して血とする


血(けつ)には関わる臓腑がいろいろある分、血虚タイプの人がかかりやすい病気も様々というわけです
そして、、、
気虚(生命活動の根源的エネルギーである気の量に不足を生じた状態)を合併することが多いです

ご存知の通り、
西洋医学では「貧血」となった場合、鉄剤を内服したり、ひどい場合は輸血したりしますが、
貧血と血虚は少し違うのです

「貧血」は、血液中のヘモグロビン濃度が一定の基準値を下回った状態をいいますが
「血虚」は、個々の体にたいして血が十分にない状態。血の滋養・滋潤作用が低下した状態をいいます

では、鍼灸治療では血が不足している状態をどのように改善させるのか!といいますと
気血を生み出す源であるを補う治療を施します
おおもとが機能していない状態のままではダメですからね!
そして血(けつ)に関わる肝・心・肺も脾と同時に治療していきます

<治療で用いる代表的なツボ>
・ 脾兪・・・脾の経気を巡らす。消化吸収の働きを良くする
・ 三陰交・・・血を補う
・ 血海・・・血を生み出すツボ
・ 足三里・・・消化吸収を助ける

血のことなのに胃腸のこと!?と思うでしょうが・・・
人のカラダは、口から入る飲食物がすべての源となって、つくられているのです
(広済鍼灸院 スタッフより)

KOSAI Oriental Healthcare Center/広済鍼灸院

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