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zoom RSS 心理的緊張由来の書痙症状について

<<   作成日時 : 2015/02/10 14:49   >>

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心理的緊張由来の書痙の方の御報告です。

この方はこれまで様々な治療を試みていたのですが、なかなか書痙症状の改善には至っておりませんでした。
症状はかなり寛解する状態にまで至りました。

クライアントの方はご家族の方も本態性振戦と言われるような緊張での手の振るえ症状を有している人がいるということでした。
お話を伺ってみると、セッションを通した印象と併せて推察してみると、体の中心軸のバランスが遺伝的に少し傾き易い傾向にある可能性です。
体の中心軸のバランスが傾き易い状態になっていると、筋緊張が生まれ易くなってしまいます。
そうすると、日常的に体の力を抜くということが難しくなってしまいます。
力を抜いているつもりでも「力を抜いて」と言われたりする方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

持続的な体の筋緊張は心理的な緊張を引き起こし易くしてしまいます。
心身の緊張が温床にあって、その過程で結婚式に出席し記帳するときに手がふるえ自分の名前が書けない、などといったネガティブな体験が引き金となり、人前で字を書く時に書痙症状が発生してしまいます。
心身の緊張があるが故に、症状は一過性のものとならず定着してしまい、それがさらなる心理的緊張を招いてしまうという、悪いループにはまっていってしまいます。

このような心理面とフィジカル面の症状が絡みあった状態も踏まえて10セッションを行っていきました。アプローチでは、2つの側面をいつも重視していきます。

@筋膜の構造面から体の中心軸のバランスを整えていくことで、中心軸のneutral position を取り戻す。

中心軸のバランスを整えていく際には、筋膜の構造のみならず東洋医学的な観点からの内臓の働き、自律神経系、内分泌・ホルモン系のバランスも考慮して行っていきました。

A重力下での体の使い方を再教育していくこと。

人間が活動する時には、ほぼ座っているか立っているかの重力下での動きになります。
手技で寝転んでいる時の状態とは、体の支え方が完全に異なってきます。
抗重力筋と呼ばれる重力下で体をコーディネートしている筋群の効率的な使い方を再学習していきました。

セッションの途中から、人前で字を書く時の緊張の軽減がみられ、
10セッション目の時には人前で字を書く事に際して、
自分の中で開き直れた部分が大きかったそうです。
 震える状態をある程度さらけ出すことができる様になり、
以前よりずっと楽に生活できるようになったということでした。

又、緊張する状況になった時でも、
効果的な体の使い方と中心軸のneutral positionの御蔭か、
自分自身の落ち着いた状態に戻れるようになったことが、状況に落ち着いて対処できる様になった大きな要因の一つだともおっしゃっていました。

10回のセッションとなると時間も掛かりますが、
それは日頃の生活で染み付いた心身のクセを改善していくのに必要な期間となります。
根本からの改善には、何事も時間を掛けて取り組んでいく事が大切ですね。


詳細はこちらもご参考ください


※但し、どのような書痙に大しても有効な訳ではありません。
現在は、いわゆる心理的緊張に由来する症状に対して、改善させていけると考えております。
甲状腺機能亢進症、アルコールの離脱症状(禁断症状)やカフェイン摂取などなど、字を書く以外の動作でも震えるような症状に関しては、原因の疾患を治療するべきだと考えます。

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